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クルマ・技術
マツダ、「動き」を表現した新デザインテーマ“魂動(こどう)-Soul of Motion”を発表
-新デザインテーマを体現したコンセプトカー第1弾「マツダ 靭(SHINARI)」を世界初公表-
マツダ株式会社(以下、マツダ)は本日、新しいデザインテーマとなる“魂動(こどう)-Soul of Motion”と、これを体現したデザインコンセプトカー「マツダ 靭(SHINARI)」を発表しました。
マツダは、今からちょうど50年前に初の乗用車「マツダ R360クーペ」を発売して以来、これまでの長きにわたって「動き」をもとにした、見る人と乗る人をワクワクさせるデザインをお客さまに提供し続けてきました。特に、ブランドメッセージ“Zoom-Zoom”を発表して以降は、よりアスレティックでスポーティな動きを追求し、「マツダ アテンザ」をはじめ、「マツダ RX-8」、「マツダ デミオ」など全てのマツダ車が躍動感あふれるデザインを採用しています。近年では自然界の動きをデザインとして表現した「流(NAGARE)」コンセプトカーシリーズや新型「マツダ プレマシー」で動きのデザインを進化させてきました。
こうした取り組みによって、2002年の初代「アテンザ」発表以降、世界各国で30に及ぶ自動車デザイン関連の賞を受賞するなど、マツダ車のデザインは非常に高い評価を得ています。
マツダのデザイン本部長 前田育男は次のように述べています。「マツダデザインは、これまでも動きの表現を常に追求してきました。私たちはそれをさらに進化させてゆく中で、生物が見せる一瞬の動きの強さ、美しさや緊張感に注目しました。こうした見る人の魂を揺さぶる、心をときめかせる動きを私たちは“魂動(こどう)-Soul of Motion”と名づけました。私たちはこの“魂動(こどう)-Soul of Motion”を今後のマツダ車のデザインテーマとして、強い生命感と速さを感じる動きの表現を目指します。マツダデザインは今、日本(広島、横浜)、欧州(ドイツ・フランクフルト)、および北米(米国・カリフォルニア)の世界で4つのデザイン拠点の総力を結集してカーデザインにおける動きの表現のブレークスルーに挑み、将来の商品に反映させようとしているのです」。
■「マツダ 靭(SHINARI)」 「マツダ 靭(SHINARI)」は、新しいデザインテーマ“魂動(こどう)-Soul of Motion”を、伸びやかなフォルムで純粋に表現した4ドア4シータースポーツクーペのコンセプトカーです。このモデルは純粋なデザインコンセプトカーであり、マツダの将来の商品に反映できるデザイン要素を織り込んだ、“魂動(こどう)-Soul of Motion”のデザインの試みの第1弾です。
「しなり」とは、鋼や竹のように強い張りを持ったものをねじったり曲げたりした時に、それらが強い反発力をためながらしなやかにたわむ様子や、人や生き物が速い「動き」を生み出すために体をしなやかに変化させる姿をイメージして名づけました。
全身に力を張り巡らせ、今にも飛び出そうとするかのようなフォルムは、ボディの軸となる強靭な骨格、ためた力を一気に解き放つ瞬発力、そして美しくしなやかな「動き」のつながりを表現しています。「マツダ RX-8」から進化し続けるマツダ独自のプロミネントフェンダーは、ボディサイドの「動き」をエレガントかつスポーティに際立たせ、これまでよりさらに立体的に造形されたフロントグリルとともにマツダブランドを誇り高く主張しています。フロントグリルを起点にした力強い「動き」はボンネット、フェンダー、ヘッドランプ、バンパーへとつながり、特にグリルからヘッドランプにつながるアルミ素材のフローティングバーはより立体的なスピード感を増幅しています。
インテリアでは、人とクルマのつながりを追求した究極のアスレティック空間を創造しています。ドライバーが運転に集中できるコクピットと開放感を与えた助手席とそれぞれに最適な空間をデザインしました。また、ヒューマン・マシン・インターフェースの面では、「ビジネス」、「プレジャー」、「スポーツ」の3つのモードを自在に切り替えて状況に応じた走りを楽しむことができるコクピットデザインを提案しています。
■画像:“魂動(こどう)-Soul of Motion”を体現したコンセプトカー第1弾「マツダ 靭(SHINARI)」
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